イタリアンレストラン開業に必要な厨房機器とは?失敗しない選び方完全ガイド
イタリアンレストランの開業を検討されている方にとって、厨房機器の選定は成功を左右する重要なポイントです。本格的なピザやパスタを提供するためには、一般的な飲食店とは異なる専門的な厨房機器が必要になります。
しかし、初めての開業では「どんな機器が必要なのか」「予算はどのくらいかかるのか」「搬入時に注意すべきことは何か」など、不安な点も多いのではないでしょうか。
この記事では、イタリアンレストラン開業に必要な厨房機器の種類から、よくある失敗例、費用相場、そして失敗しない選び方まで、開業準備に役立つ情報を詳しくご紹介します。
イタリアンレストランに必須の厨房機器一覧
イタリアンレストランの厨房機器は、基本的な飲食店に必要なものと、イタリアン特有のものに分けられます。それぞれについて見ていきましょう。
基本的な厨房機器
まずは、イタリアンに限らずどの飲食店にも必要となる基本的な厨房機器をご紹介します。これらは保健所の営業許可を取得する上でも必須となる設備です。
シンク(洗浄設備)
冷蔵庫・冷凍庫
コールドテーブル
調理台(作業台)
食器棚
製氷機
業務用ガスレンジ
イタリアン特有の厨房機器
イタリアンレストランならではの料理を提供するために必要な専門的な厨房機器をご紹介します。
ピザオーブン・ピザ窯
本格的なピザを提供するなら必須の設備です。種類によって特徴が大きく異なります。
ガス式ピザオーブンは、400℃以上の高温での焼成が可能で、本格的なナポリピッツァを90秒程度でスピーディに焼き上げられます。価格は100万円~200万円程度が相場です。
電気式ピザオーブンは、単相200Vや100V対応のコンパクトなモデルもあり、ガス工事が難しい物件でも導入しやすいメリットがあります。最高温度500℃に達するモデルもあり、本格的な焼き上がりを実現できます。
薪窯は、本場イタリアの雰囲気を演出できる最高級の選択肢です。薪の香りがピザに移り、独特の風味を楽しめますが、設置スペースや煙突工事、消防法への対応が必要になります。
スパゲティ釜(パスタボイラー)
パスタを効率的に茹でるための専門機器です。複数のカゴを使って同時に複数種類のパスタを茹でられるため、ピークタイムの回転率向上に貢献します。
ガス式が主流で、大量のお湯を短時間で沸かせるため、忙しいランチタイムやディナータイムでもスムーズなオペレーションが可能です。新品で30万円~40万円程度が相場となります。
パスタマシン
自家製パスタを提供する場合に必要な機器です。生地を薄く均一に延ばし、均等な太さにカットすることができます。
手動式と電動式があり、手動式は比較的低価格で導入できますが、電動式は大量生産に向いています。本格的なイタリアン料理店では、生パスタの提供が差別化のポイントになります。
業務用オーブン
ワインセラー
イタリアン厨房機器選びでよくある失敗例
厨房機器の選定では、多くの開業者が同じような失敗を経験しています。事前に知っておくことで、これらの失敗を未然に防ぐことができます。
搬入経路の確認不足によるトラブル
厨房機器選びで最も多い失敗が、物理的な「搬入不可」の事態です。業務用冷蔵庫や製氷機は数百キロ単位の重量があり、サイズも大型です。
搬入口のドアの開き幅、エレベーターの寸法、廊下の幅、設置場所までの通路など、搬入経路のすべてのポイントで機器が通過できるかを確認する必要があります。
特に2階以上のテナントや、入り組んだビルの奥まった物件では、搬入経路の確認が極めて重要です。購入後に「入らない」と判明した場合、返品や交換には多額の費用がかかってしまいます。
サイズミスによる設置不可
カタログ上のサイズだけで判断し、実際に設置してみたら「思ったより大きかった」「設置スペースに入らなかった」というケースも頻発しています。
厨房機器は放熱スペースや配管スペースも考慮する必要があります。機器本体のサイズだけでなく、周囲に必要な離隔距離も含めて設置スペースを計算しなければなりません。
また、「入るならできるだけ大きいものを」という考え方も、狭小店舗では後々のトラブルにつながります。余裕を持ったサイズ選定が重要です。
ガス・電気・水道の要件不適合
厨房機器の選定で見落としがちなのが、ガス・電気・水道の要件です。
例えば、都市ガス用の機器を購入したのに物件がプロパンガスだった、200V電源が必要な機器なのに物件には100Vしかなかった、給排水の位置が合わなかったなど、設備要件のミスマッチが発生すると、追加工事で予算オーバーになってしまいます。
機器のスペックと店舗設備の仕様を事前に照合することが不可欠です。
予算オーバーによる妥協
厨房機器を一式揃えると、想像以上にコストがかかります。すべて新品で揃えた場合、150万円~500万円程度、規模によってはそれ以上になることも珍しくありません。
予算の見積もりが甘いと、途中で資金が不足し、本当に必要な機器を諦めたり、安価な代替品で妥協したりすることになります。開業後のオペレーション効率や料理のクオリティに影響するため、計画的な予算配分が重要です。
厨房機器の費用相場と予算の考え方
イタリアンレストランの厨房機器にかかる費用は、新品か中古か、またリースを活用するかによって大きく変わります。
新品で揃える場合
すべての厨房機器を新品で揃える場合、150万円~500万円程度が目安となります。10坪程度の小規模店舗でも200万円前後、30席規模のレストランでは300万円~500万円程度が一般的です。
新品のメリットは、故障リスクが低く、メーカー保証がついていることです。最新の省エネ機器を選べば、ランニングコストの削減にもつながります。
特に、ピザオーブンやスパゲティ釜などイタリアン特有の高額機器を導入する場合、新品での予算は大きくなります。
中古品を活用する場合
中古の厨房機器を活用すれば、50万円~200万円程度でコストを抑えることが可能です。新品の3割~5割程度の価格で購入できるケースも多くあります。
ただし、中古品には使用感があり、故障リスクも新品より高くなります。また、保証期間が短い、または保証がない場合もあるため、購入時には機器の状態をしっかり確認することが重要です。
基本的な冷蔵庫やシンク、作業台などは中古で、ピザオーブンなど店舗の顔となる機器は新品で、といったバランスの取れた選択も賢明です。
リース活用のメリット
厨房機器のリースを活用すれば、初期費用を大幅に抑えることができます。月額数千円~数万円の支払いで、必要な機器を導入できます。
リース期間は3年~7年程度が一般的で、期間終了後は買取や再リース、返却などの選択肢があります。開業時の資金繰りに不安がある場合や、初期投資を抑えて運転資金を確保したい場合に有効な選択肢です。
多くの内装業者や厨房機器販売会社がリース会社と提携しているため、相談してみると良いでしょう。
イタリアンレストランの厨房レイアウトのポイント
厨房機器を選ぶだけでなく、どのように配置するかも重要です。効率的な厨房レイアウトは、オペレーションのスムーズさに直結します。
効率的な動線設計
厨房内の動線設計で最も重要なのは、「調理→盛付→提供」の流れを一直線にすることです。スタッフが無駄な移動をせず、最短距離で作業できるレイアウトを目指しましょう。
カウンター裏厨房が理想的で、調理した料理をすぐに提供できる配置が効率的です。また、下げ膳口をカウンター下に設置すれば、使用済み食器の回収もスムーズになります。
厨房とホールの距離は最短が基本です。出入口を分離することで、料理を運ぶスタッフと食器を下げるスタッフの動線が交錯せず、混乱を防げます。
メニュー内容に応じた機器配置
イタリアンレストランでも、パスタ中心なのか、ピザ中心なのか、コース料理が多いのかによって、最適な機器配置は変わります。
パスタを多く提供する店舗では、スパゲティ釜と盛り付けスペースを近くに配置することで、茹で上がったパスタをすぐにソースと和えて提供できます。
ピザがメインの店舗では、ピザ窯を中心に据え、生地の準備スペース、トッピングスペース、焼成後の盛り付けスペースを一連の流れで配置します。
作業スペースの確保
厨房内でスタッフ同士がぶつからないよう、適切な通路幅を確保することも重要です。一人で作業する場合でも60cm~80cm程度の通路幅が必要で、複数人が同時に作業する場合はさらに広いスペースが求められます。
調理に集中できるよう、頻繁に使う調味料や食材は手の届きやすい位置に配置しましょう。上部棚を効果的に活用すれば、限られたスペースでも効率的な作業環境を作れます。
失敗しない厨房機器選びのための3つのステップ
ここまでご紹介してきた内容を踏まえ、失敗しない厨房機器選びのための具体的なステップをまとめます。
ステップ1:メニュー構成の明確化
まず最初に、どんな料理を提供するのかを明確にしましょう。ピザを提供するならピザオーブンが必須ですし、生パスタを売りにするならパスタマシンが必要です。
メニュー構成によって必要な機器は大きく変わります。開業前にメニューを固め、それに必要な厨房機器のリストを作成することが第一歩です。
メニュー数が多すぎると、必要な機器も増えて初期投資が膨らみます。開業時は看板メニューを絞り、段階的にメニューを増やしていく戦略も有効です。
ステップ2:現地調査の実施
物件が決まったら、必ず現地調査を行いましょう。確認すべきポイントは以下の通りです。
搬入経路の確認では、搬入口の幅と高さ、エレベーターの寸法と積載量、廊下や通路の幅と天井高、階段がある場合は段数と幅を測定します。大型機器は分解搬入できない場合もあるため、一番大きな機器のサイズを基準に確認しましょう。
設置場所の採寸では、機器を設置するスペースの正確な寸法を測ります。幅・奥行き・高さだけでなく、周囲の離隔距離も考慮する必要があります。
ガス・電気・水道の確認では、ガスの種類(都市ガスかプロパンガスか)、電源の種類と容量(単相100V、単相200V、三相200V)、給排水の位置と口径を確認します。
これらの情報をもとに、適切な機器を選定することで、搬入不可やサイズミス、設備要件の不適合といった失敗を防げます。
ステップ3:専門家への相談
厨房機器の選定は専門知識が必要です。初めての開業で不安がある場合は、厨房機器のプロに相談することが最も確実な方法です。
専門家は豊富な経験から、物件の条件やメニュー内容に最適な機器を提案してくれます。また、搬入時の注意点や設置工事の必要性なども事前にアドバイスしてもらえるため、後からのトラブルを未然に防げます。
特に、サイズミスや搬入失敗、ガス・電気の要件不適合といったよくある失敗は、プロの現地調査とアドバイスがあればほぼ防ぐことができます。
厨房ベースの無料現地調査サービス
イタリアンレストランの開業準備で厨房機器選びに不安を感じている方には、厨房ベースの無料現地調査サービスをおすすめします。
3冠達成の安心サポート

厨房ベースは、「初めての購入でも安心の厨房機器販売会社No.1」「設置工事までフォローができる厨房機器販売会社No.1」「価格満足度が高い厨房機器販売会社No.1」の3冠を達成しています。
多くのお客様から信頼をいただいている理由は、開業準備から設置工事、アフターフォローまでトータルでサポートできる体制にあります。
プロによる無料現地調査の内容
厨房ベースでは、厨房機器のプロがお客様のお店に無料で訪問し、以下の調査を行います。
搬入経路の確認では、搬入口からキッチンまでのすべての経路を実測し、大型機器の搬入可否を判断します。エレベーターや階段、通路の寸法を細かくチェックするため、搬入当日に「入らない」というトラブルを防げます。
設置場所の採寸では、機器を設置するスペースを正確に測定し、離隔距離も含めて適切なサイズの機器を提案します。
ガス・電気・水道の要件チェックでは、物件の設備状況を確認し、希望する機器が使用可能かを判断します。追加工事が必要な場合は、その内容と費用も事前にお伝えします。
ニーズに合った商品提案では、お客様のメニュー内容や予算、店舗のコンセプトに合わせて、最適な厨房機器をご提案します。新品・中古・リースなど、さまざまな選択肢の中から最良の組み合わせをご提案できます。
ミスオーダー防止でコスト削減
厨房機器選びでよくある失敗は、サイズ違い、搬入経路の問題、ガス・電気・水道要件の不適合などです。これらは購入後に発覚すると、返品や交換、追加工事などで多額の費用がかかってしまいます。
厨房ベースの無料現地調査を利用すれば、こうしたミスオーダーを未然に防ぐことができます。プロの目で事前にチェックするため、購入後のトラブルがなく、結果的にコスト削減にもつながります。
初めての開業で不安がある方も、経験豊富なスタッフが丁寧にサポートしますので、安心してご相談ください。
まとめ
イタリアンレストランの開業には、基本的な厨房機器に加えて、ピザオーブンやスパゲティ釜、パスタマシンなど、イタリアン特有の専門機器が必要です。
厨房機器選びでは、搬入経路の確認不足、サイズミス、ガス・電気・水道の要件不適合といった失敗が頻発しています。これらを防ぐためには、メニュー構成の明確化、現地調査の実施、そして専門家への相談が重要です。
費用面では、新品で150万円~500万円程度、中古品や居抜き物件の活用で50万円~200万円程度、リースを活用すれば初期費用をさらに抑えることができます。
厨房ベースでは、厨房機器のプロによる無料現地調査サービスを提供しています。搬入経路の確認から設置場所の採寸、ガス・電気・水道の要件チェック、最適な商品提案まで、開業準備をトータルでサポートします。
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