飲食店厨房で気になる臭いの原因や対処法・予防法を解説
飲食店の厨房は食品や油を扱うため、どうしても臭いが発生しやすいです。
どのような原因で悪臭が発生しているのかを理解して、それぞれへの対処法を取り入れましょう。
また、臭いが発生しないよう常に予防しておくことも大切です。
飲食店厨房で臭いが発生する主な3つの原因
飲食店の厨房で臭いが発生する主な原因を3つ紹介します。
調理中に発生する臭い
厨房での調理中の油や煙の臭いは非常に強いです。
生魚の臭いなども発生しやすいです。
これらの臭いは換気扇を通って、外へも被害が及ぶことが多いです。
生ごみの臭い
食品を扱う飲食店では生ごみの発生は防げません。
調理で使わなかった食材の切れ端だけでなく、期限が切れたり傷んだりして捨てたものや、お客さんの食べ残しなどの生ごみは、放置することで異臭を放つようになります。
夏場は気温が高いので、食材の腐敗が進み、さらに強烈な臭いになります。
排水溝などの雑菌の臭い
飲食店厨房の排水溝には食品の汚れや油、洗剤などさまざまなものが流れます。
それらを放置することで雑菌が発生し、悪臭を放つようになります。
排水溝の内部や奥は日々の清掃では行き届かないため、見た目が綺麗であっても臭いが残ることが多いです。
飲食店厨房で臭いが気になるときの対処法
飲食店厨房の臭いが気になるときの対処法を3つ紹介します。
原因に応じてそれぞれの対策を考えましょう。
掃除をきちんとおこなう
まずは掃除をきちんとおこなうことが大切です。
生ごみや食品、油などは、放置して雑菌が発生することで独特の臭いを発生させます。
汚れたら掃除するではなく、月曜日と金曜日は必ず掃除をする、月末はクリーナーを使用してきれいにするなど決めておき、こまめな掃除で臭いを防ぎましょう。
換気を徹底する
厨房は空気がこもりやすい場所です。
換気扇を回すだけでなく窓やドアを開けるなどして換気をし、厨房や店内に臭いがこもらないようにしましょう。
周囲の苦情にならないよう注意してください。
消臭スプレーを使う
排水溝のしつこい嫌な臭いに対しては消臭スプレーを使うという方法もあります。
食品や食器を扱う飲食店厨房では強い薬剤は使いにくいですが、天然由来の消臭スプレーなどもたくさん販売されています。
日頃、排水溝の奥まで掃除できない場合はこのような消臭アイテムもおすすめです。
飲食店厨房で臭いの発生を予防する方法
飲食店厨房は食品や油を使うため、臭いを完全に防ぐことは難しいです。
ですがそれぞれの原因に対して予防をすることは可能です。
まずは生ごみを放置しすぎないことです。
ピーク時が過ぎたらゴミ袋を変える、蓋つきのゴミ箱にするなどで臭いを防げます。
排水溝に食品や油の汚れが溜まらないようにネットを使う、油は凝固剤を使って処分するなどの方法もあります。
これらの方法は従業員全員で共有し、マニュアル化しておきましょう。
そうすることで常に衛生的な厨房を維持できます。
定期的に業者に排水溝の清掃を依頼して、常に綺麗な状態を維持することもおすすめです。
飲食店厨房の臭い対策をしよう
飲食店厨房の臭いの原因と対処法、そして予防法について紹介しました。
飲食店の厨房はどうしても嫌な臭いが発生しやすいですが、こまめな対処をすることで最低限に抑えられます。
臭い対策は雑菌対策害虫対策、害獣対策にも効果的ですので、日々しっかりおこなうようにしてください。
理想の飲食店を開業・出店・改装したい方!何でもご相談ください。