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冷蔵庫に虫の死骸?原因と対策

冷蔵庫の中の虫の死骸!なぜ虫が侵入するのか、その原因や冷蔵庫の中の虫対策を紹介します。

虫が活発になる条件

夏場になるとさまざまなところで虫の存在が目に付くようになります。春から夏にかけて温度や湿度が高い時期で虫たちが最も活発になる時期です。

温度は7月から8月にピークを迎え、湿度は5月ごろから上昇して7月がピークになります。このような温度と湿度が高い夏の時期は、必然的に虫が大量に発生してしまいます。

そのような理由から考えると冷蔵庫に虫が発生するということは考えずらいということになります。しかし冷蔵庫に虫や虫の死骸が発生することがあり、それには落とし穴があるからなのです。

冷蔵庫に虫が発生する原因

虫が活発になる条件を上記でみてきました。それでは冷蔵庫に虫や虫の死骸が発生する原因にはどのようなことがあるのでしょうか。冷蔵庫の中で虫は生きていられるのでしょうか?

冷蔵庫の開閉時の侵入

一番多い原因がこの冷蔵庫を開け閉めした際に虫が侵入することにあります。大きな扉のどこからか素早く侵入されることで、気付かずにそのまま扉を閉めてしまいます。

また冷蔵庫のドアにはゴムパッキンがついていますが、それらの劣化により隙間ができてしまっている場合があります。小さな虫はそのような隙間から冷蔵庫内に入り込んでしまいます。

不適切な温度と湿度

冷蔵庫内は気温が低く、虫が生きられる環境ではないと考えられがちです。しかし、冷蔵庫内が十分に冷えていない環境が続いてしまうと虫が快適な温度となってしまいます。一瞬であってもドアの開閉時には庫内の温度は一時的にあがります。閉め忘れのないように気を付ける必要があるのです。

また冷蔵庫の故障や庫内に食べ物を詰め込みすぎている場合にも、冷蔵庫が隅々まで冷えない原因となります。冷蔵庫は整理をして冷たい空気が循環するようにしましょう。

食材に付いている虫

収穫したての野菜や果物などには、コバエの卵が付いていることがあります。それらが野菜室などで産まれたり繁殖したりすると、庫内が虫だらけになってしまいます。大量のコバエが冷蔵庫にいる場合に考えられるのは、食品に虫の卵がついていた可能性です。

不衛生な環境

食べ物がこぼれたり、液体が流れだしていたりするとそれらに虫は寄ってきます。なにかこぼれたり、食べ物のゴミは放置せずにすぐに拭き取り清潔に保つことが重要です。また忘れがちなドアポケットやゴムパッキン部分なども隅々まで清掃する必要があるでしょう。不衛生な環境は虫が繁殖しやすい状況となってしまいます。

腐敗物の残留

腐敗した食物は、虫のエサとなります。冷蔵庫内でも食品は腐敗し、それらは微生物によって分解され、水分などを発します。それらを栄養として虫が繁殖してしまいます。消費期限切れの食品や傷んだ野菜などはできるだけはやめに処分するといいでしょう。

冷蔵庫で虫や虫の死骸が発見される原因をみてきました。実際に冷蔵庫の中で生きられる虫はあまり多くはいません。そのため冷蔵庫で虫の死骸をみつけることになるのです。しかし虫の中には庫内の温度に慣れてしまう虫もいるため注意が必要です。

冷蔵庫でよくみられる虫とは

冷蔵庫内の虫や死骸では特に小さなハエ類を多く見かけます。それぞれの虫の特徴をおさえておくことで対策につなげることができます。

ショウジョウバエ

生ゴミや腐った果物に集まることが多いです。冷蔵庫内で食材が傷んでいる場合に発生することがあります。

ノミバエ

湿った環境を好み、腐敗した植物性物質や有機物に引き寄せられます。

チョウバエ

配管や排水口周辺に生息することが多く、湿気の多い場所を好みます。

ウジムシ

ウジ虫は、一般にハエの幼虫を指します。冷蔵庫内の食品にハエが卵を産み、それが孵化してしまったことにあります。

ゴキブリ

食品や水分を求めて冷蔵庫に侵入することがあります。特に冷蔵庫の裏や下部に隠れていることが多いです。

冷蔵庫の中に虫を繁殖させない対策

冷蔵庫は食品を保存しているため、虫の死骸があるからといって今後のために殺虫剤を使用するといったことはできません。食品に殺虫剤が混入してしまえば食中毒などの原因となってしまう恐れがあるからです。万が一、虫や虫の死骸を発見した際には、食品に影響のない洗剤などを使用して清掃をおこなうことになります。そうならないためにもまずは虫を発生させない対策をおこないましょう。

冷蔵庫の食品は容器などにいれて保存する

タッパーやジップロックなどを使い、密閉しましょう。食品を虫の侵入から守るだけでなく、食品を新鮮に保持し、味や品質の劣化を防ぐ役割も果たします。

新鮮なキャベツやレタス、白菜などの葉物野菜は、虫の卵が付いていることが多いです。それらはタッパーなどには入れることができないため、ビニール袋などに入れて冷蔵庫に保存しておきましょう。

冷蔵庫内を常に清潔な状態に保っておく

週に1回などと決めて、定期的に冷蔵庫の清掃をおこなうことで、清潔な環境を維持し、虫が寄り付かないようにします。清掃する際には、食品の消費期限の確認や野菜や果物が傷んでいないか、虫の発生原因となる食品がないかなどのチェックを同時におこないましょう。

侵入経路をふさぐ

コバエは必ずどこかから侵入し、冷蔵庫やゴミ箱などで繁殖します。コバエの体長は2~3mmと小さいため、網戸の網目の隙間でさえ通り抜けて侵入してきます。

冷蔵庫のなかだけでなく、家の中全体に侵入させないことがポイントとなります。隙間があれば塞ぎ、網戸などに虫よけできるものを張り付けたりする工夫をおすすめします。

キッチン周りも清潔に

チョウバエやコバエなどは、水分の多いところに集まってきます。生ゴミはすぐに処理し、ゴミ箱は蓋つきのものにしましょう。常温保存の食品が腐らないようにこまめにチェックしたり、砂糖や醤油などの調味料は密閉容器に入れて保存することも重要です。

また空き缶や空き瓶はゴミ箱に入れる前によく洗うこと、そして排水溝はこまめに掃除し、最後に熱湯などをかけることで発生を抑制することができます。

まとめ

冷蔵庫は飲食店でも使用されている厨房機器です。飲食店では虫の死骸などは異物混入となり、食中毒などの原因となります。腸管出血性大腸菌O157を媒介することもあるため、しっかりとした対策が重要となります。それが風評被害となれば営業を続けることができなくなってしまう可能性もあるのです。

まずは虫を発生させないための対策をおこない、虫の死骸や虫を発見した際には駆除をおこないましょう。虫を駆除する専門のプロに任せることで徹底的な駆除と清掃までをしっかりおこなってもらうことができます。

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