飲食店厨房は熱中症に要注意!暑さに備える3つの対策を紹介
熱中症は最悪死亡することもある危険な障害です。
気温が高くなる夏場の飲食店厨房ではとくに従業員の熱中症対策を徹底しなければなりません。
飲食店厨房でできる熱中症対策について紹介します。
飲食店厨房は熱中症に要注意
高温の中で体内の水分や塩分が不足すると体調不良を引き起こします。
めまい、吐き気、頭痛、さらには意識に障害が出ることもあり、最悪死亡する例も少なくありません。
飲食店の厨房は火を使うため、どうしても気温が高くなりがちです。
熱中症になると意識がもうろうとして倒れてしまうこともあります。火や油など、飲食店厨房には大けがや大事故につながる要素がたくさんあり、とくに熱中症には注意しなければなりません。
飲食店厨房で備えるべき熱中症対策
飲食店厨房でできる熱中症対策を紹介します。
従業員の怪我や事故を防ぐためにも、早い時期から熱中症対策を取り入れましょう。
厨房の気温を下げる
厨房の気温は25度以下が推奨されています。
熱中症を防げるだけでなく食品のダメージも低減でき、食中毒も防げます。
エアコンや扇風機などを導入して、暑い厨房を少しでも快適に過ごせるようにしてください。
適度に休憩を挟む
調理内容によってはどうしても厨房の気温を下げられないこともあります。
そんなときは適度に休憩を挟むようにしましょう。
水分や塩分をしっかり補給する、涼しい部屋で休むなどの対策をしてください。
ユニフォームを夏用にする
制服やユニフォームがある場合は夏用の素材のものに変えましょう。
最近は接触冷感機能のある素材を使ったユニフォームや肌着もたくさんあります。
暑い厨房も、身につけるアイテムを変えるだけで快適に過ごしやすくなります。
応急処置のマニュアルを作成する
万が一従業員に熱中症の症状が出た場合は応急処置をしなければなりません。
従業員によって対応が違うと症状が悪化したり取り返しのつかないことになったりする可能性もあります。
正しい対応をまとめたマニュアルを作成し、従業員全員に情報を共有しましょう。
飲食店厨房で従業員が熱中症になったときの応急処置
万が一飲食店の厨房で従業員が熱中症になってしまったら、慌てずに冷静に対応しましょう。
正しく対応することで回復も早くなり、従業員の負担も軽減できます。
簡単にできる応急処置は従業員全員に周知しておいてください。
呼びかけて意識を確認する
従業員が倒れた場合は呼びかけて意識を確認してください。
意識がない場合はすぐに救急車を呼びましょう。
意識がある場合は涼しい場所へ移動させ、無理のない恰好で休ませてください。
水分補給と塩分補給
熱中症は水分と塩分が不足することで引きおこる症状です。
水分だけでなく塩分もしっかり補給させてください。
体をしっかり冷やす
涼しい部屋で休ませるだけでなく、体の太い血管がある場所を重点的に冷やすことで症状を緩和できます。
首筋、脇、足の付け根などに氷のうなどをあててしっかり冷やしましょう。
飲食店の厨房はとくに熱中症に注意しよう
気温が高くなると心配になるのが熱中症です。
とくに飲食店の厨房は気温が高く、熱中症になる可能性も高まります。
従業員の命を守るためにも熱中症対策は徹底しておこないましょう。
日頃からできる熱中症対策はもちろん、万が一の際に迅速に対応できるよう準備をしておくことも大切です。
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