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中古の厨房機器選びで失敗しないためのポイント

新品は高い…中古でも大丈夫?中古の厨房機器選びにはポイントがあります。

厨房機器とは

飲食店で利用される厨房機器にはさまざまなものがあり、必要なものは業態によって異なります。しかし、どのようなジャンルの飲食店であっても必要となり、基本ともいえる厨房機器アイテムもあります。

  • ・冷蔵庫
  • ・食器棚
  • ・シンク
  • ・作業台・コールドテーブル
  • ・製氷機

上記の厨房機器は、カフェであっても、バーであっても必要となる基本アイテムといえます。

厨房機器を購入する際に気を付けたいポイント

厨房機器の購入には、ふたつのポイントに気をつけましょう。

1)保健所からの営業許可を得るためには、一定の設置基準を満たした厨房機器を選ぶ必要があります。冷蔵庫やシンク、食器棚などにはそれぞれ高さや個数、温度計の設置などの細かな基準が設けられています。それらの条件を満たしたものを購入するようにしましょう。

2)厨房の面積や作業動線を考慮したうえで、適した大きさや仕様のものを選ぶことです。大きすぎても小さすぎても不便を感じることになってしまいがちな厨房機器ではあらかじめレイアウトなどを細かく設定し、それに合わせたものを選ぶようにしましょう。スムーズな作業が売り上げにもつながります。

厨房機器の購入方法

さまざまな方法によって厨房機器を購入することができます。市場での価格や品質、サポートや保証などを考慮したうえで適したものを選びます。

新品を購入

厨房機器専門のメーカーや販売店、専門店などで新品を購入する方法です。店頭などで実際に機器を見ることができ、購入前に性能やデザインの確認ができます。新品では、最新の厨房機器を取り入れることができたり、実際に使用してからの不具合などが起こりにくいといったメリットがあります。

また購入後のアフターサービスもしっかりとしていることが多く、安心して利用できます。また何よりもキレイで衛生的であることは飲食店の厨房にとって重要な点ともいえます。

中古を購入

厨房機器は、すべて新品で揃えなければならないわけではありません。中古品は、新品のものよりも安く購入することができる利点があります。中古を扱う市場では、1~3年ほどしか使われていないような、ある程度コンディションのよい中古厨房機器が多く出回っているのも事実です。安く入手することができる半面、不具合やトラブルが起こる可能性が高いというデメリットがあります。結局のところ修理代を費やすことになっては、逆に高くつく場合もあります。中古品を購入する際には、商品の状態や、使用年数、購入先の信頼度(メーカーとの提携や保証の有無)などをよく確認することが重要です。

リース

中古品は新品に比べて安く購入できるとはいえ、すべての厨房機器を揃えるとなるとそれなりの出費となります。予算に余裕がない場合にはリースを検討する方法もあります。月々の支払によって必要な厨房機器をリース会社から借りることが可能です。厨房機器購入のためにまとまった予算を組む必要がないため、初期費用を抑えることができます。リース品の解体・処分などはすべてリース会社がおこなってくれるため、別途費用が発生することもありません。リース品は固定資産と見なされ、経費として計上できるのもメリットです。ただし営業年数が長くなると、リース代の総額が、新品で購入した場合の費用より高くなることも。そのため、予算に余裕があれば、リースよりも購入をおすすめします。

どのような方法を選ぶかは、お金やスケジュール、品質や保証などによって変わってくると考えられます。また近年ではオンラインショップで購入するといった方法もあります。忙しい合間をぬって店頭に足を運ぶことなく、いつでもどこからでも購入することが可能です。オンラインショップでは、豊富な品揃えや、さまざまなサイト間での価格を比較できるため、お買い得な商品を見つけることもできます。ただし、この場合は厨房機器に関しての深い知識をもっていること、設置を専門業者に依頼しなくてはならないといった点があります。

厨房機器の相場

新品

飲食店などで使用される業務用の厨房設備や厨房機器、調理道具などには一応定価がありますが、実際のところ定価で取引される商品はほとんどないといってもいいでしょう。多くの場合、定価の30%~70%ほどの価格で購入できると考えられ、それが販売価格ということになります。また厨房機器をまとめて購入することでさらに割引がされる場合もあります。

中古

使用年数や商品の状態によってもかわりますが、だいたいが新品価格の50%ほどで購入できる場合が多いようです。しかしこれらは、中古販売店によって大きく差がある場合があるので、比較検討する必要があるでしょう。

中古の厨房機器のメリットとデメリット

メリット

厨房機器購入価格を抑えることができる

厨房機器をすべて新品で購入すると何百万円もかかる場合もありますが、ます。中古場合では比較的安い価格で購入できることもあり、厨房機器費用を抑えることができるといった点が一番のメリットといえます。

廃盤のものが購入できる

厨房機器も日々進化しており、新品の中には使い慣れたものがすでに廃盤になってしまっていることもあります。中古の場合にはそのような廃盤となったものも取り扱っていることが多く、選択肢が増えます。

デメリット

不具合の心配

新品と比べると不具合が発生しやすく、劣化が早い場合があります。商品の状態によって差がありますが、新品同様というわけにはいかず、修理が必要となる場面があることも考慮しなくてはいけません。またメーカーによる保証が短い、もしくは、ないという商品もあります。

清潔感に欠ける場合がある

厨房機器は毎日使用される中で、多くの油ハネや衝撃などによる傷などによって使用感が強くでてしまいます。厨房内は清潔に保ちたいものですが、あまりに安い中古品の中には、取り除くことができない汚れなどがある場合もあり清潔感に欠けるというデメリットもあります。

中古の厨房機器選びで失敗しないポイント

使用年数に注目

1年~3年の使用年数では、見た目が比較的新しく、状態が良いものも多くあります。使用年数はよい中古品を選ぶ際のひとつのポイントといえるでしょう。あまりに安いものを選んでしまうと、修理をしなくはいけない可能性があるだけでなく、見た目もよくないものが多いものです。デメリットは壊れる可能性があるということです。

耐用年数が長いもの

厨房機器の中でもシンクやガス台などは、耐用年数が長いといわれており、それはつまり壊れにくいということをさします。状態が良ければ、使用年数にかかわらず、問題はあまり起きないと考えていいでしょう。

モーターを使用している厨房機器は要注意

冷凍冷蔵庫やコールドテーブル、製氷機などのモーターを使用する厨房機器においては、壊れやすいことが考えられます。モーターの寿命に加え、油による汚れなどによって故障が生じる可能性が高いため、中古品を購入する際には十分考慮しましょう。

店舗専門の内装業者に依頼する

飲食店を専門に手掛けている内装業者では、中古の厨房設備や厨房機器などの購入も可能です。厨房設備の高さや奥行き、ガスや水道などプロでないと設置することができないことなどもまとめておこなってくれます。それらを専門としているということは多くの知識をもっているということであり、良い中古品をお勧めしてくれ、失敗することは少ないと考えられます。

まとめ

中古の厨房機器選びで失敗しないためのポイントを紹介しました。厨房機器についての知識がなくて、どんな中古品を選んだらいいのかわからないという場合には内装業者に頼るのもひとつの方法です。

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