厨房の壁はDIYできる?保健所検査に通るための注意事項を解説
飲食店の厨房は火災に備えて、また衛生面の観点からもさまざまな制限がかけられています。
厨房の壁をきれいに、おしゃれに、快適にしたいと思っても、勝手にDIYをすると保健所の検査に引っかかってしまうかもしれません。
厨房の壁の制限や、素材、デザインを決める際に気を付けておくべきことを解説します。
厨房の壁は自由に変えられる?
飲食店の厨房には内装制限があります。
この内装制限は万が一の火災の際に被害を最小限に抑えるために考えられたものですので、勝手に制限に反する素材やデザインを取り入れることはできません。
この内装制限に違反するとその飲食店は違反建築扱いとなり、罰せられることもあります。
知らなかったでは済まされない問題ですので、厨房の壁をDIYしたいときは必ず内装制限を確認しましょう。
厨房の壁に関する保健所検査のチェック事項
保健所の検査では厨房の衛生管理がしやすいか、食品を提供する上で問題ないかをチェックされます。
厨房の壁も保健所には検査されますので、引っかからない素材選びが大切です。
清掃しやすい素材か
水や油、調味料などが壁にかかってもさっと拭き取れるか、消毒しやすいかなどをチェックされます。
すき間に汚れが入り込みやすいタイルや汚れが染み込みやすい木材などは使えません。
木材は害虫が発生しやすく火災の広がりにも繋がるため、建築基準法の観点からも禁止されている種類が多いです。
清潔に保ちやすい素材か
耐水性が高く水が染み込みにくい、油を弾いてくれる油性塗料かどうかなどもチェックされます。
厨房の壁、とくに火が近い部分はステンレス材を使うか油性塗料で塗装されることが多いです。
清掃しやすい素材であればタイルやパネルなどを利用していても構いません。
厨房の壁材・デザインで押さえるべきポイント
厨房の壁材やデザインを決める際はまず使う素材や塗料を選びましょう。
理想の色やデザインがあっても内装制限に違反するようでは取り入れられません。
検査にひっかからない素材、塗料の中からより理想のデザインに近いものを選ぶのがおすすめです。
保健所の見解は地域によっても差がありますが、厨房の壁の色は汚れが目立ちやすくすぐ清掃できるような色を指定されることもあります。
シックで落ち着いた色の壁にしたい場合も事前に確認しておきましょう。
厨房の壁塗装や貼りつけはプロに相談が望ましい
厨房の壁の塗装、タイルの貼り付けなどは内装制限を守る必要があります。
ですが守っているつもりでも知識がないままにおこなうと気づかない内に違反をしてしまう可能性もあります。
不安な場合は自分でDIYするのではなく、業者に工事を依頼することをおすすめします。
飲食店の壁の塗装の実績が多い業者に依頼すれば、専門的な知識と経験の上で的確なアドバイス、施工をしてくれます。
まずはプロの業者に現在考えている塗装、デザインが可能かどうかを相談しましょう。
飲食店厨房の壁は内装制限に注意!
飲食店厨房の壁を店内の雰囲気やコンセプトに合うようにDIYしたいと思っても、まず内装制限を気にしなければなりません。
万が一の火災、衛生面などの観点から、使える素材などは制限されています。
違反しない範囲で理想の厨房の壁を目指す方法を考えましょう。
不安な場合は塗装業者などに相談し、プロのアドバイス、施行を受けることも大切です。
厨房の壁の設置は繁盛デザインにお任せください
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