飲食店の厨房の害虫対策について解説します。

いくら撃退しても次々に害虫が発生するという場合、厨房の衛生管理が甘い可能性もあります。

食品を扱っている以上完全に害虫の発生を抑えることは難しいですが、少しでも発生しにくい環境を目指しましょう。

飲食店厨房によく発生する虫の種類

飲食店にはどんな害虫が発生しやすいかを確認しましょう。

それぞれに合わせた対策をすることで害虫の発生、繁殖を防げます。

ゴキブリ

飲食店に発生する害虫の中でも代表的なのがゴキブリです。

下水から入ってくるクロゴキブリやワモンゴキブリ、ビルに多く生息する繁殖力の高いチャバネゴキブリが有名です。

ゴキブリはウイルスや細菌を持っており、食材や食器、調理器具に触れたりフンをしたりすることで悪影響を及ぼします。

また、見た目にも不衛生で利用者に不快感を与えてしまいます。

ハエ・コバエ

ハエやコバエは下水などの水回り、ゴミ箱周辺、腐敗した食材などに発生します。

食材や料理への異物混入のリスク、風評被害のリスクがあります。

蚊

蚊は下水から発生するだけでなく、従業員や利用者が店内に連れてくる、開けっ放しのドアから侵入してくるケースが多いです。

植え込みが近くにある飲食店や常にドアや窓を開けっ放しの飲食店はとくに気を付けなければなりません。

虫が発生しやすい厨房環境の共通点

害虫が発生しやすい飲食店の共通点として、不衛生という点があります。

清掃がきちんと行き届いていないとあっというまに害虫が発生、繁殖します。

さらに食材を外に置きっぱなしの厨房も害虫が発生しやすいです。

生ごみをフタの空いたゴミ箱に入れている場合も危険です。

衛生管理、食材の管理を今一度徹底しましょう。

衛生管理の点だけでなく、飲食店が密集しているビルに入っている飲食店や、ビルの老朽化が進み害虫が侵入しやすいヒビが入っている飲食店などでも害虫が発生、繁殖しやすいです。

厨房に虫を発生させないための予防法

食材を扱う厨房ではどうしても害虫が発生しやすいですが、少しでも予防はできます。

衛生管理を徹底することはもちろん、侵入経路を塞ぐことも大切です。

排水管、換気扇に細かいフィルターを取り付けて害虫の侵入を飛瀬ぎましょう。

毒エサを置き発生を防ぐ方法もあります。

厨房に虫が発生したときの撃退法法

食品を扱う厨房という特性上殺虫スプレーをふりまくわけにはいきませんので、毒エサやハエ取りシートなどで対策をしましょう。

害虫が発生してしまった際は一匹を駆除するだけでなく元から根絶しなければなりません。

どんなに撃退方法を実践しても害虫が発生する場合は業者に依頼する方法もあります。

徹底的に清掃してもらい、害虫が発生しにくい厨房を目指しましょう。

飲食店の害虫対策を徹底しよう

飲食店の害虫対策について解説しました。

飲食店の厨房に害虫が発生し、万が一食中毒が起きるとその飲食店は営業停止になってしまいます。

見た目が悪くクレームにつながるというだけでは済みません。

不衛生だったり食材を出しっぱなしだったりといった厨房では害虫が発生、繁殖しやすいです。

常に清掃を徹底するだけでなく毒エサやシートなどで発生した害虫を駆除する、ときには清掃業者や害虫駆除業者を利用するなど、害虫対策は徹底しましょう。