ホシザキの製氷機で氷ができないときの対処法
飲食店で製氷機は欠かすことのできない厨房機器です。特に夏場は消費量も増えることから、トラブルが起こってしまうと提供できないメニューなども発生してしまう可能性があります。製氷機では起こりやすい故障の症状や氷ができなくなってしまった場合の対処法を知っておくと安心でしょう。
製氷機の故障の症状
製氷機の故障の症状はさまざまあります。一般的にみられる故障の症状が見られた場合、製氷機に問題がある可能性が高いため、適切な対処が必要です。
氷ができない
製氷機にとって致命的といえる症状が製氷機が氷を作らない、または全く作れない状態です。氷を作ることが目的である機器である以上、氷ができないとなると営業に支障をきたすでしょう。
氷の形状やサイズの異常
小さすぎる氷ばかりができたり、形が不均一、または異常な形状の氷ができるといった症状も製氷機の故障ではよくみられます。
異常な音
異常な振動音やモーターの作動する音など、通常の動作音とは異なる異音がする場合には気をつけなければいけないサインです。これは製氷機に限ったことではなく、さまざまな機器でもおこる症状です。
水漏れ
水を使用する製氷機では、水が氷になることなく製氷機の周囲や内部で水が漏れているといった症状もみられます。
氷が溶ける
氷はできるものの、氷を保存するはずの冷凍庫内で氷が溶けている場合では、冷却システムの問題が疑われます。
製氷速度が遅い
通常よりも製氷速度が遅いと感じる、または通常の製氷サイクルに比べて著しく遅いと感じる場合にも何らかの問題が起きている可能性があります。
電源が入らない
製氷機の電源が入らない、または入ってもすぐに切れてしまう場合には、電気系統の故障が考えられます。
エラーメッセージ
ディスプレイにエラーメッセージが表示される場合には、取扱説明書に従って対処をおこないましょう。
冷却不足
氷が適切に固まらない場合では、製氷機内の温度が十分に低くなっていない可能性があります。
異臭
製氷機内部や製氷機から出てくる氷に異臭がするといった症状では、提供することを避ける必要があります。
フィルターの詰まり
水フィルターが詰まっている場合、水の供給が不十分になり、氷ができない原因になります。
部品の破損や劣化
ウォーターポンプやコンプレッサー、モーターなどの製氷機の部品が破損または劣化している場合には修理が必要となります。
これらの症状が現れた場合は、まずは基本的な点検と清掃を行い、それでも解決しない場合は専門の技術者に点検・修理を依頼することが重要です。
また、製氷機の取扱説明書を参考に、特定のエラーメッセージや症状に対する対処法を確認することも有効です。
ホシザキの製氷機で氷ができないときの対処法
上記で解説した通り、業務用製氷機ではさまざまなトラブルがみられます。今回はその中でホシザキの製氷機において氷ができない場合の原因と対処法をみていきます。
考えられる原因
氷ができない場合に考えられる原因にはいくつかあります。
- 給水管の凍結
- 断水
- 水圧が低い
- 停電
- 電源プラグが抜けている
- 電源スイッチがオフになっている
- 表示パネルにエラーこおーどが表示されている
対処法
上記の原因をもとに対処法を考えてみましょう。
水の供給
水道の元栓が開いているか、水道管に問題がないかを確認します。また一時的な断水状態になっている場合には水の供給自体が止まっている状態となります。
断水が解消されるまで使用不可となってしまいます。またフィルターが詰まっている場合、水の流れが阻害されることがあるため、フィルターを清掃または交換します。
電源の確認
電源が入っているか、コンセントが正しく差し込まれているかを確認します。停電によってブレーカーが落ちていないかも確認してください。
氷室の温度
冷凍庫の温度が適切か確認します。通常、業務用製氷機の適正な温度は-18℃から-20℃です。温度センサーが正しく動作しているかも確認します。
製氷機のクリーニング
長期間使用していると、カビやミネラルの蓄積が原因で製氷機が正常に動作しないことがあります。定期的に製氷機を洗浄し、必要に応じて専用のクリーニング剤を使用します。日々のお手入れによって製氷機を長持ちさせ、正常に稼働させることができます。
ドアのシール
ドアのシールがしっかりと閉まっているか確認します。シールが劣化している場合、交換が必要です。
機械的な問題
コンプレッサーやモーターに問題がないか確認します。異常な音がする場合、専門家に点検を依頼します。
エラーメッセージの確認
製氷機のディスプレイにエラーメッセージが表示されている場合、その内容を確認し、取扱説明書に従って対処します。
※ ホシザキの製氷機エラーコード一覧を確認してください
まとめ
製氷機は重要な厨房機器です。対処法をおこなっても問題が解決しない場合には、製造元のサポートセンターやメーカーに問い合わせて、専門的なアドバイスや修理を依頼します。製氷機の故障が認められる場合には、買い替えが必要となる場合もあるかもしれません。製氷機の買い替えでは新品だけでなく中古品やリースなどを検討してもいいでしょう。
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