製氷機の耐用年数や買い替えのタイミングとは?費用を抑えるコツも紹介
飲食店で使われる業務用の製氷機には耐用年数があり、長期間使用していると故障や不具合が発生する可能性が高くなります。
飲み物やデザート、冷製メニューなどを提供する飲食店にとって製氷機は必要不可欠な設備ですので、故障などのトラブルが発生する前に買い替えを検討しましょう。
今回は、業務用製氷機の耐用年数や買い替えのタイミング、製氷機の主な種類、購入費を抑えるコツについて解説します。
業務用の製氷機の耐用年数や買い替えのタイミングとは?
国税庁によると、業務用製氷機の法定耐用年数は「6年」となっています。(※注1)
法定耐用年数とは、業務用資産を減価償却できる年数のことで、国では資産の価値が時の経過とともに減少していくことを踏まえ、原則として「その資産の使用可能期間」を法定耐用年数に設定しています。
ただ、法定耐用年数はあくまで法律上のルールであり、実際には6年が経過したからといって直ちに故障・不具合が起こるわけではありません。
きちんとメンテナンスを行っていれば、実際には法定耐用年数を超えて使用し続けることも十分可能です。
業務用製氷機を買い替えるタイミング
業務用製氷機はきちんとお手入れすれば長持ちすると説明しましたが、だからといって実際に故障するまで使い続けるのはあまりおすすめできません。
特に業務用製氷機が一台しかないお店の場合、その一台に不具合や故障が発生すると店の営業が不可能になるおそれがあります。
たとえ目立った不具合や故障がなくても、購入してからある程度年数が経過した製氷機は買い替えを検討することをおすすめします。
また、氷はできるものの、「形がいびつ」「氷に透明感がない」「以前より製氷量が少ない」などの症状が出た場合は経年劣化が進んでいる可能性がありますので、なるべく早めに買い替えを考えた方がよいでしょう。
買い替えの際に確認しておきたい製氷機の種類
製氷機の種類は、製氷方式によって「セル方式」と「オーガ方式」の2つに分類されます。
業務用製氷機を買い替える際は、両方の特徴をよく理解してから購入しましょう。
セル方式の製氷機
セル方式とは、冷却した製氷室に下から水を噴射し、徐々に凍らせて氷を作る方式のことです。
水を流しながら徐々に凍らせるので、不純物が少なく、透明度の高い氷を作ることができます。
製氷皿の形を変えれば、キューブ状だけでなく、球形や星形、ハート型などの氷も製造できます。
ただ、少しずつ冷凍するという性質上、スタートしてから製氷するまでにやや時間がかかります。
オーガ方式
オーガ方式とは、冷却したオーガ内に水を供給して氷を作る方式のことです。
オーガとはらせん状の刃がついた円筒のことで、壁面にできた氷を刃で削り取り、圧縮して製氷するしくみになっています。
氷はチップ状またはフレーク状になるのが特徴で、細かい氷を短時間で製氷することができます。
一方で、氷を削り取るという性質上、大きめの氷は作れないのが難点です。
製氷機の導入費用を抑えるコツ
業務用製氷機の価格は容量や性能によって異なりますが、大型かつ高性能なものは100万円以上の費用がかかります。
製氷機は飲食店の経営に欠かせないものですが、購入に多額のコストがかかると資金繰りが苦しくなってしまうおそれがあります。
製氷機の容量や性能を妥協すれば、ある程度コストを抑えることも可能ですが、店の業務内容に見合った製氷機を導入しないと、営業に支障を来すことになりかねません。
そんなときは、中古の製氷機を購入するか、あるいはリース品の活用を検討してみましょう。
中古の製氷機なら、同じ容量・性能の製品を新品よりも安い価格で購入できるため、容量・性能を妥協せずに目当ての製氷機を手に入れられます。
まとまったお金を用意するのは難しいという場合は、月額でレンタル料金を支払って利用するリースを利用するのもおすすめです。
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業務用製氷機の導入や買い替えや導入をご検討の方は、ぜひ厨房ベースの販売・リースをご利用ください。
製氷機は故障・不具合が起こる前に買い替えを検討しよう
製氷機はきちんとメンテナンスを行っていれば法定耐用年数を超えて使用し続けることが可能ですが、年数が経過すると劣化が進み、故障や不具合を起こす原因となります。
飲食店などでは製氷機が壊れると営業に支障を来しますので、製氷機が古くなってきたら早めに買い替えを検討しましょう。
中古販売やリースを利用すれば、大容量・高性能の製氷機もリーズナブルな価格で手に入れることが可能です。
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