スチコンとは?業務で活躍する機能や導入するメリット
スチコンとは、スチームコンベクションオーブンの略称で、1台で焼く・煮る・蒸すなど、7種類の調理ができる加熱調理機のことです。
簡単な操作のみでプロの調理が再現でき、1台で大量の料理が作れるため、現場の生産性向上にも役立ちます。
この記事では、スチームコンベクションオーブンの機能や特徴、導入メリットを解説します。
・スチームコンベクションオーブン(スチコン)とは1台7役の調理ができる加熱調理機のこと
スチームコンベクションオーブン(スチコン)とは、オーブンにスチーム発生装置を取り付けた加熱調理機のことです。
スチコン1台で下記7通りの調理が可能です。
- 焼く
- 蒸す
- 炒める
- 茹でる
- 煮る
- 揚げる
- 炊く
さらに、大量の料理を同時に調理できるため、飲食店や調理施設などで活用されています。
スチームコンベクションオーブンの3つの機能と特徴
スチームコンベクションオーブン(スチコン)は、下記の3つの機能を使い分けることで、1台で多様な調理を可能としています。
- ホットエアー
- スチーム
- コンビネーション
それぞれの特徴を解説します。
1. ホットエアーモード:熱風の力で食材を「焼く」「揚げる」
熱風を庫内に循環させ、食材を焼きムラなく、こんがりと加熱します。30度のような低温設定もできるため、じっくりと時間をかけて調理することも可能です。
設定温度:30度~300度
2. スチームモード:蒸気の力で食材を「蒸す」「茹でる」
庫内にスチームを満たし、食材を蒸したり茹でたりして調理できます。設定温度も低温~高温まで対応し、蒸し方も選べるため、茶碗蒸しのように火加減が繊細な料理から、おこわのように一気に加熱が必要な調理まで可能です。
設定温度:30度~130度
3. コンビネーションモード:熱風と蒸気で食材のうまみを逃がさず調理
熱と蒸気の力で、焼いたり炊いたりする以外に、冷凍食品の解凍にも活用できます。蒸気の力で食材のうまみを逃がさず、表面の乾燥や凝固を防ぎながら調理できる点が魅力です。
設定温度:50度~300度
スチームコンベクションオーブンを導入する3つのメリット
スチームコンベクションオーブン(スチコン)は簡単な設定のみで、だれでも本格的な調理が可能です。そのため、飲食店で導入すれば、経験を問わず最適な火加減で調理された料理を提供できるため、生産性の向上に役立ちます。
1. 大量の料理も短時間でムラなく作れる
熱と蒸気の力を使うため、通常の調理以上に短時間で大量の料理を提供できます。また、庫内の温度や湿度も設定どおりに保たれるため、焼きムラや味のバラつきが出にくく、クオリティーの揃った料理を提供できます。
2. 簡単操作でだれでもプロの調理を再現
味付けさえしてしまえば、あとの調理は全てスチコンが対応します。繊細な火加減や経験・カンに頼る必要がないため、新人アルバイトに調理をまかせることも可能となります。
3. 食品のロスを防ぎ廃棄コストを削減
冷凍した食材もそのまま調理できるため、解凍のしすぎで食材を余らせる心配もありません。また、料理を焦がすなど、加熱が原因の失敗を防ぐことができるため、食品の廃棄削減にも役立ちます。
スチームコンベクションオーブンの導入に迷っているなら、リースもおすすめ!
スチームコンベクションオーブンは、省スペースで場所を取らないのに、1台のみで多種多様な調理ができるため、飲食店の生産性向上に役立ちます。
もし、導入に迷っているなら、まずはリース契約で使ってみてもよいでしょう。
理想の飲食店を開業・出店・改装したい方!何でもご相談ください。